あと何日か、何日経ったか、今あの街は何時か — 日付と時刻の計算をまとめました。タイムゾーンとサマータイムも反映します。
「あと何日か」は引き算に見えますが、実際には境界をどこに置くかの問題です。今日を一日目と数えるか零日目と数えるか、終了日を含めるか、真夜中を基準にするか現在時刻を基準にするかで、答えが一日ずれます。
そこに閏年、夏時間、時間帯、太陰太陽暦やヒジュラ暦が重なると、もはや単純な引き算ではありません。この分類の道具はそれぞれを明示的に扱います。
数え方は複数併存します。満年齢は誕生日で加算し、年年齢は現在の年から生年を引くだけ、数え年は生まれた時点で一歳、年が変わるごとに加算します。法令が一つに統一されても、徴兵や学年など別の基準を使い続ける領域が残ります。
したがって「何歳か」は、どの基準かを決めなければ答えられません。計算機が複数を同時に表示するのは、書類ごとに要求する基準が違うからです。
満年齢自体にも例外があります。二月二十九日生まれの平年の扱いや、別の時間帯で生まれた場合にどの現地日付を採るかといった点です。
ソウルとニューヨークの差を十三時間と覚えていると、年に数週間は外れます。夏時間を採る地域は年二回時計を動かし、その切り替え日は国ごとに違います。米国が切り替え済みで欧州がまだの数週間、欧州と米国の差は普段と違います。
さらに夏時間を採らない国、三十分や四十五分単位の時差を使う地域、近年になって標準時を変えた国もあります。「今そこは何時か」は暗記するものではなく参照するものです。
国をまたぐ日程調整では参加者ごとに現地時刻へ変換し、可能なら切り替え週を避けてください。会議が最も食い違うのはその週です。
グレゴリオ暦は太陽の周期に、太陰太陽暦は月の満ち欠けに従います。二つの周期は割り切れないため閏月が入り、旧暦の誕生日は毎年違う新暦の日に来ます。閏月生まれはさらに複雑です。
ヒジュラ暦は純粋な太陰暦で閏月を入れないため、ヒジュラの日付は新暦に対して毎年およそ十一日ずつ早まります。ラマダーンが季節を一巡するには三十三年ほどかかります。
元号はさらに別の軸です。即位で改まるため、「令和七年」のような表記を西暦に直すには各元号の開始年が要ります。改元の年は一つの暦年に二つの元号が並ぶため特に紛らわしくなります。
固定日の祝日は単純です。しかし計算で決まる祝日、旧暦に従う祝日、「十一月の第四木曜日」のような規則で決まる祝日は、毎年新暦上の日付が変わります。
振替の扱いも国ごとに違います。週末と重なったとき平日を一日休みにする国もあれば、そのまま消える国もあります。海外の取引先の休業を確認するときに見落としやすい点です。
飛行時間を出発時刻に足しても到着時刻にはなりません。出発地と到着地の時間帯が違うからです。航空券の到着時刻は現地時刻であり、実際の飛行時間は別に計算する必要があります。
日付変更線を越えると、到着日が出発日より前になることさえあります。アジアから米国西海岸への路線が典型です。
空港へ向かう時刻の計算は逆向きです。出発時刻から搭乗締切、保安検査、移動時間を順に差し引いて、家を出る時刻を求めます。
時間帯のデータも祝日の規則も各国が改正します。ここでは広く使われる標準データで計算しますが、法的な効力を持つ日程(契約期限、出入国、申告期日)は所管機関の公式案内で確認してください。
特に新たに告知された時間帯の変更や臨時の祝日は反映が遅れることがあります。重要な日付ほど二か所で確認するほうが安全です。