新暦と旧暦の日付を相互に変換し、生まれ年の干支と次の旧正月までの日数を表示します。
東アジアの旧暦は純粋な太陰暦ではありません。月の満ち欠け(およそ29.53日)で1か月を決めますが、季節とずれないように閏月を挿入する太陰太陽暦です。
太陰暦の12か月はおよそ354日で、太陽暦より11日短くなります。そのまま放っておくと3年で1か月ぶんずれてしまい、旧正月がいずれ夏に来ることになります。
そこで19年に7回の閏月を入れます(メトン周期)。この調整によって旧暦の日付は太陽暦に対しておよそ±15日の範囲で振動するだけになり、季節から離れていきません。
この点でイスラム暦とは決定的に違います。 イスラム暦には閏月がなく、毎年11日ずつ前倒しになり続けるため、ラマダーンは季節を一巡します。
二十四節気のうち中気(雨水・春分・穀雨のように偶数番目にあたる節気)を含まない月が閏月になります。この規則は「無中置閏法」と呼ばれ、置く月を人が任意に決めるのではなく太陽の位置から自動的に定まる仕組みです。
閏月は直前の月の名前をそのまま使います。閏4月とは「4月の次に来るもう一つの4月」という意味で、その年だけ4月が二度あることになります。
閏月に対する見方には興味深いものがあります。伝統的に「空月(からづき)」 とされ、天の神が休んでいる月と考えられてきました。そのため引っ越しや墓の改葬など、普段は日を選ぶ事柄をあえて閏月に行う風習が各地にあります。神が見ていないので何をしても障りがない、という理屈です。
その一方で、婚礼については閏月を避ける地域が多くありました。同じ「例外の月」という性格が、扱う事柄によって吉とも凶とも読まれたわけです。
旧正月を基準にする方法 — もっとも広く使われています。旧暦1月1日に干支が変わります。
立春を基準にする方法 — 四柱推命や中国の占術で使われます。二十四節気の立春、太陽暦の2月4日ごろに変わります。
この二つは数日から数週間ずれるので、1月末から2月初めに生まれた人は、どちらの方式を採るかで干支が変わることがあります。 占いで言われた干支と普段名乗っている干支が食い違うのはこれが理由です。
干支は十二支と十干が組み合わさって60年で一巡します。数え61歳(満60歳)の還暦が生まれ年の干支に戻る節目とされるのは、この60年周期によるものです。
節気は月ではなく太陽の位置(黄経)で定義されます。だから太陽暦の日付がほとんど動きません。立春は毎年2月4日前後、夏至は6月21日前後です。
「節気は旧暦のもの」という誤解をよく見かけますが、実際は逆です。節気は太陽を基準にした体系で、太陰暦だけでは季節が分からないため、農作業の目安として併用されてきたものです。
冬至に南瓜を食べたり柚子湯に入ったり、立春に「立春大吉」の札を貼ったりする行事が毎年ほぼ同じ太陽暦の日付になるのは、これらが節気に結びついているからです。
年配の方の誕生日や先祖の供養を旧暦で営む家庭は今も少なくありません。ところが対応する新暦の日付は毎年変わるので、確認しておかないと見過ごしてしまいます。
閏月に生まれた人の誕生日はとくに扱いに困ります。同じ閏月は数年に一度しか巡ってこないためです。慣例としては、平月の同じ日付に祝うのが一般的です。
供養の日取りにも古い数え方が残っています。かつては一日が夜11時(子の刻)に始まると考えられていたため、命日の前夜に営むのが伝統でした。現在は命日当日の夕方に行う家庭も多くなっています。
日本は1873年(明治6年)に太陽暦へ切り替え、それ以降は旧暦を公的な暦として使っていません。中国・韓国・ベトナムでは今も旧正月が最大の年中行事として残っている点が大きな違いです。
日本の旧暦(天保暦)と中国の農暦は基本的な原理は同じですが、計算に使う標準時が違うため、年によって日付が1日ずれます。 朔(新月)の瞬間が現地時間の真夜中の前後に来ると、日付の切り替わりが国によって分かれるからです。
旧暦の月名(睦月・如月・弥生……)は現在も季節の言葉として使われますが、太陽暦の同じ月とは1か月ほどずれます。「弥生」は太陽暦の3月ではなく、おおむね3月下旬から5月上旬にあたります。 俳句の季語や年中行事の解説を読むときにはこの差を意識しておくと理解しやすくなります。
変換はブラウザの標準の暦データを使って行い、入力した日付がサーバーへ送られることはありません。重要な日付は公的な暦の資料と照合して確認してください。
旧正月は、日本全体では新暦の正月に移りましたが、沖縄の一部地域や、横浜・神戸・長崎の中華街では今も盛大に祝います。毎年日付が変わるので、春節のイベントに合わせて旅行を計画するなら事前の確認が欠かせません。
七夕には、新暦の7月7日に行う地域と、旧暦の7月7日にあたる日(新暦では8月中旬ごろ)に行う地域があります。仙台七夕まつりが8月に開かれるのはこのためです。梅雨の最中か明けた後かで、星が見えるかどうかも変わってきます。
お盆は東京など一部では新暦の7月に、多くの地域では月遅れの8月13日から16日に営みます。さらに沖縄などでは旧暦7月15日を基準にするため、年によって新暦の日付が大きく動きます。
十五夜(中秋の名月)は旧暦8月15日の月を愛でる行事で、新暦では9月上旬から10月上旬のあいだを動きます。満月と十五夜が1日ずれる年もありますが、これは月の運行が一定でないためで、暦の誤りではありません。
桃の節句や端午の節句も、もともとは旧暦の行事でした。新暦の3月3日・5月5日に移したことで、桃の花や菖蒲の時期と行事の日付が合わなくなっている地域もあります。旧暦で日取りを決める地域が残っているのはそのためです。
はい。太陰暦は西暦とずれるので、同じ旧暦の日付でも西暦では毎年動きます。
太陰暦と季節のずれを埋めるために、数年に一度同じ月が2回来る仕組みです。
旧正月を境に変わります。1月や2月生まれは西暦の年と干支が一致しないことがあります。
このツールが何を根拠に計算し、どこまで答えられるかを明示します。
変換は実行環境の中国式太陰太陽暦(Intl の calendar「chinese」)に委ねます。その暦法は朔と二十四節気を天文計算で配置します。太陰月は29日または30日で、中気を含まない月が閏月になります。干支は太陰年から取るため、1月1日ではなく旧正月に変わります。閏月が必要な理由: 太陰12か月は約354日で、太陽年より11日短いです。19年に閏月を7回入れると 19 × 12 + 7 = 235朔望月 ≈ 6,939.7日、19太陽年 ≈ 6,939.6日となり、一日以内で一致します。