「もう一回」が止まらない暇つぶし4本
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タップ飛行・タワー積み・ボール跳ね返し・フルーツ合体。一回が何秒で終わり、なぜ次を押してしまうのかを実際の数字で。
「もう一回」は負けの安さで決まる
タブに開きっぱなしになるゲームは、中身が多いゲームではありません。負けても失うものがないゲームです。一回が終わって、次がもうそこにある。メニューも広告も読み込みバーも挟まらない。
ここで新しく動き出した四本は、その一点だけを別々のやり方で解いています。数字はぜんぶ、ゲームが実際に使っている規則から拾いました。
タップ飛行 — 一回が十秒で終わる
土管は最初1.27秒に一本、30点を超えると0.90秒に一本のペースで来ます。流れる速さが毎秒150ピクセルから210ピクセルまで上がるからです。十本抜けておよそ12秒。楽しいかどうかを判断する前に一回が終わる、という長さです。
すき間は130ピクセルから始まり、抜けるたびに2ずつ狭まって100で止まります。鳥のおよそ四個分。15点でその底に届くので、そこから先は難しくなり続けるのではなく、難しいまま平らになります。上がり続ける難度は人を離しますが、平らな難度はもう一回を誘います。
タワー積み — 減るだけのゲームではない
ブロックは最高速で320ピクセルの盤を0.89秒で横切ります。最初は毎秒160ピクセル、一層ごとに4ずつ速くなり、50層で頭打ちです。下のブロックとの差が6ピクセル以内なら「パーフェクト」。幅は削られず、コンボが一つ上がります。
200ピクセルの幅に対する6ピクセルは3パーセントの窓で、この数字がこのゲームの手触りそのものです。この手のゲームは普通、幅が減る一方なので、序盤の一回のずれがその後を決めてしまう。ここではパーフェクトが5回続くと一回につき10ピクセルずつ、元の200まで戻ります。細くなった塔は不利ではあっても、判決ではありません。
ボール跳ね返し — 増える玉は一個、増える壁は三倍
ターンごとに新しい列が降りてきます。七列のうち六列は45パーセントの確率でブロックが置かれ、そのうち六個に一個は体力が倍。そして拾い玉は必ず一個だけ確実に入ります。つまり玉の数はターン数と同じ、まっすぐな直線で増えます。
壁のほうは違います。20ターン目に降りてくる列のブロックは一個あたり20発ぶんの体力を持つので、毎ターン増える体力はターン数のおよそ3.1倍。玉一個につき三発当てて、ようやく現状維持です。だから途中から狙いが「ブロック」ではなく「玉が跳ね続ける通路」に変わります。
フルーツ合体 — 四本で唯一、時間を計らない
大きさは11段階。さくらんぼ、いちご、ぶどう、みかん、レモン、りんご、洋なし、桃、パイナップル、メロン、すいか。下から律儀に積み上げると、すいか一個はさくらんぼ1,024個ぶん、点数にして4,017点です。狙って到達する数字ではありません。
時間制限はどこにもありません。効いてくるのは場所のほうで、瓶が詰まり、線の上に1.5秒とどまった果物が出た時点で終わりです。ほかの三本が遅い手を罰するのに対して、これは遅い計画を罰する。速さを感じさせないまま一時間を持っていくのはこれです。
どれを、どれだけの時間に
エレベーター待ちならタップ飛行。曲を一曲聴くあいだならタワー積み。バスの中ならボール跳ね返し — 四本で唯一、一手を考える価値があります。そして、そのつもりがなかった一晩にはフルーツ合体。
四本ともインストール不要でブラウザだけで動き、記録は端末の中に残るだけでどこにも送られません。前の分をお探しなら、定番の暇つぶし四本と、その前の退屈な午後のための五本があります。