単位変換機

長さ(cm⇔インチ)・重さ(kg⇔ポンド)・温度(℃⇔℉)・面積(坪⇔㎡)を相互に変換します。値を1つ入力するだけで、他のすべての単位に一括変換されます。

使い方

  1. 変換したい種類(長さ・重さ・温度など)を選びます。
  2. 数値と単位を入力します。
  3. 換算結果を確認し、必要なら単位を入れ替えます。

詳しく知る

メートル法が標準なのにヤードポンド法が残っている理由

メートル法(SI)は国際標準で、事実上すべての国が採用しています。例外は アメリカ・リベリア・ミャンマー の3か国だけです。

そのアメリカでさえ、科学・医学・軍事の分野ではメートル法を使っています。ヤードポンド法が生き残っているのは、身長・体重・距離・料理といった日常生活の場面に限られます。

イギリスは 混在 しています。距離はマイル、ビールはパイント、体重はストーンを使いながら、それ以外はメートル法という状態です。

だからアメリカやイギリスの資料を読むときは、数字だけでなく単位の確認が常に必要になります。

単位の取り違えが引き起こした実際の事故

マーズ・クライメート・オービター(1999年)では、ロッキード・マーティンが推力データをポンド力・秒で提供したのに対し、NASAのソフトウェアはニュートン・秒を前提にしていました。1億2,500万ドルの探査機が火星の大気圏で失われました。

ギムリ・グライダー(1983年)は、エア・カナダのボーイング767がキログラムで計算すべき燃料をポンドで計算し、必要量のおよそ半分しか搭載しなかった事故です。高度12,000mで両エンジンが停止し、閉鎖された空軍基地へ滑空して着陸しています。

投薬事故も同じ構造です。体重をポンドで記録してキログラムとして読むと、薬剤の用量が2.2倍になります。体重あたりで投与量を決める小児科でとりわけ危険です。

パターンはいつも同じです。数字だけが受け渡され、単位が確認されない ということです。単位変換は退屈な作業に見えますが、事故はまさにその退屈さの隙間で起きます。

温度は「比例」で変換できません

長さや重さは0が同じ地点を指すので、掛け算だけで変換できます。ところが 温度は目盛りごとに0の位置が違います。

℃ → ℉ は ℃ × 9/5 + 32 です。この「32を足す」というオフセットが、すべての難しさの正体です。

そのため 「気温が2倍になった」という言い方は成立しません。 10℃の2倍は20℃ですが、華氏に直すと50℉と68℉で、2倍にはまったく届きません。

ケルビン(K) は絶対零度を0としているので、こちらでは本当の比が成立します。K = ℃ + 273.15 です。

暗算の目安としては ℃ × 2 + 30 が使えます。20℃なら70℉(実際は68℉)で、日常会話には十分な精度です。

名前が同じで中身が違う単位

重さのオンス(28.35g)と液量オンス(29.57ml)は、名前を共有しているだけの無関係な単位です。混同が最も多い組み合わせです。

ガロンは米国が3.785L、英国が4.546L。20%もの差があるため、燃費の比較でひどい誤解を生みます。

トンは三つに分かれます。メートルトンは1,000kg、米国のショートトンは907kg、英国のロングトンは1,016kgです。

陸上のマイルは1.609kmですが、海里(ノーティカルマイル) は1.852kmです。航空と海運は後者を使います。

栄養学でいう「カロリー」は実際にはキロカロリー(kcal)で、物理学のカロリーの1,000倍にあたります。

データ容量 — 1KBは1000か1024か

両方が使われていることが問題の本質です。SI表記 では1KB = 1,000バイト、二進表記 では1KiB = 1,024バイトになります。

ストレージメーカーは1,000基準 を採用しています。そのため「1TB」のドライブをWindowsに接続すると931GBと表示されます。Windowsが1,024基準で計算しているためで、容量が消えたわけではなく、数え方が違うだけです。

ネットワーク速度はビット(bit)単位 です。「100Mbps」は毎秒100メガビットなので、バイトに直すと12.5MB/sになります。この8倍の差が「契約より遅い」という誤解のよくある原因です。

接頭辞を覚えると単位が減ります

メートル法の強みは、同じ接頭辞がすべての単位に共通して使える ことです。キロが1,000倍、センチが1/100、ミリが1/1,000という規則は、メートルにもグラムにもリットルにもそのまま当てはまります。

だから「1キログラムは何グラムか」を暗記する必要がありません。キロという接頭辞の意味さえ知っていれば、キロメートルもキロワットも同じ規則で導けます。

ヤードポンド法にこの規則性はありません。1フィートは12インチ、1ヤードは3フィート、1マイルは1,760ヤードと、換算係数が単位ごとにばらばらで、覚える以外に方法がありません。

大きな側では メガが100万倍、ギガが10億倍 です。データ容量でも電力でも周波数でも同じ意味で使われるので、この一組を覚えるだけで扱える単位が一気に増えます。

日常でよく使う換算の目安

身長は1フィートが12インチで約30.48cm、1インチが2.54cmです。「5フィート10インチ」は約178cmにあたります。

体重は1ポンドが約453.6gなので、キログラムからポンドへは約2.2倍、逆は約0.45倍と覚えておくと暗算が効きます。

距離は1マイルが約1.609kmです。高速道路の「60マイル」はおよそ97kmと考えれば感覚がつかめます。

面積では日本の「坪」が約3.3058㎡です。逆に1㎡は約0.3025坪なので、84㎡の住戸はおよそ25.4坪という計算になります。

こうした概算は買い物や旅行では十分ですが、設計・医療・取引の場面では必ず正確な値で計算 してください。丸めた数字が積み重なると無視できない誤差になります。

有効数字 — 変換は精度を生みません

単位を変換しても精度は増えません。 「約5km」をマイルに直すと3.10685596マイルという数字が出ますが、元が概数なのですから「約3.1マイル」と書くのが誠実です。

小数を長く並べると、実際には存在しない精度があるかのような錯覚を与えます。報告書や論文では特に注意すべき点です。

計算はすべてブラウザ内で行われ、入力した値がサーバーへ送信されることはありません。

よくある質問

どんな単位に対応していますか?

長さ、重さ、面積、体積、温度、速度、データ量など日常でよく使う単位に対応しています。

坪や斤のような単位もありますか?

地域で使われる単位も一部含んでいます。一覧から選べます。

小数の桁数は変えられますか?

結果は必要な桁まで表示します。コピーして別の場所で丸めることもできます。

関連ツール

  • マルチタイマー — 名前付きタイマーを複数同時に。終了すると名前を読み上げます。
  • 茹で時間ガイド — 卵・麺・野菜の茹で時間が一目でわかり、そのままタイマーにつながります。
  • レシピ分量変換 — レシピの材料を希望の人数分に自動で換算します。
  • 計量換算機 — 大さじ・小さじ・カップをml/gに、材料ごとの比重まで反映して変換します。