複数の画像を並べて動くGIFを作ります。フレーム間隔とサイズを指定でき、ブラウザ内で書き出すのでアップロードは不要です。
GIF は1987年に生まれた形式です。いまも生き残っているのは どこでも再生できる からで、メッセンジャーでも掲示板でもメールでも、専用の再生ソフトなしに自動で動きます。
限界は 色が256色まで という点です。写真やグラデーションを入れると、階調が帯状に割れたり斑点状になったりします。
そのため GIF が向くのは 色数が少なく短い動き です。画面の録画、図表のアニメーション、単純なリアクション用の短い映像などがこれにあたります。実写の映像は、形式のレベルで相性が良くありません。
GIF は、コマごとに画像を丸ごと持つ構造に近い形式です。動画のコーデックが使う「前のコマから変わった部分だけを保存する」圧縮が効きません。
その結果、同じ内容の MP4 の5〜10倍 の大きさになります。10秒の GIF が5MB を超えるのは、珍しいことでも何でもありません。
小さくする手段は三つです。寸法を小さくする、コマ数を減らす(毎秒10〜15枚あれば十分になめらかです)、長さを短く切る。
いちばん効くのは寸法です。横幅480px あれば、ほとんどの用途で足ります。
毎秒のコマ数を増やすほどなめらかに見えますが、容量もそれに比例して増えます。
毎秒10〜15コマ が GIF における実用的な釣り合いです。24コマを超えると、見た目の改善はわずかなのにファイルは倍になります。
速さは コマの表示時間 で決めます。100ミリ秒なら毎秒10コマ、50ミリ秒なら毎秒20コマです。
なお、多くのブラウザは 10ミリ秒未満の表示時間を無視して 100ミリ秒に置き換えます。極端に速く作った GIF が意図より遅く回るのは、これが理由です。
GIF の透明は 完全に透明か完全に不透明かの二択 です。中間の半透明が存在しないので、輪郭をなめらかにぼかすことができません。
角を丸めた画像や、影の付いた画像を透明の GIF にすると、縁がぎざぎざになって出てきます。
透明が重要なら APNG や WebP のほうが正しく扱えます。ただし、対応の広さでは GIF に及びません。
ウェブページに置くなら MP4 や WebM のほうがはるかに適しています。 容量は10分の1ほどで、画質は上です。video 要素に自動再生・消音・ループ・インライン再生の指定を付ければ、GIF と同じように振る舞います。
WebP のアニメーション は用途が GIF と同じで、容量は半分以下になります。ブラウザの対応も、いまでは十分に広がっています。
それでも GIF が使われるのは 貼り付けるだけでどこでも動く からです。メッセンジャーやメールに入れるなら、いまでも GIF が確実です。
GIF は 既定で無限に繰り返し、停止する手段を持ちません。これは本当にアクセシビリティの問題です。速く点滅する内容は光過敏性発作を引き起こしうるうえ、止まらない動きは注意の持続が難しい人の読書を妨げます。
アクセシビリティの指針は、5秒を超えて動き続ける内容に停止の手段 を求めています。それより長いものは、動画にして再生の操作を渡すのが筋です。
作るうえでの勘どころも挙げておきます。最初のコマがサムネイルになる ので、内容を代表する場面から始めてください。最初と最後のコマを似せておくとループの継ぎ目が目立たなくなります。大事な情報は複数のコマにまたがって表示し、文字を入れるなら大きく — 小さい字は256色の制限と圧縮で潰れます。
コマを GIF に組み上げる処理は、すべてブラウザの中で行われます。画像がアップロードされることはありません。
コマ数が多かったり解像度が大きかったりすると、メモリをかなり使います。タブが重くなってきたら、寸法かコマ数を減らしてみてください。
このツールは 連続した画像を並べる 方式なので、動画ファイルをそのまま読み込むことはできません。先に動画からコマを画像として書き出し、その画像を順番に読み込んでください。
書き出すときは 毎秒10〜15コマ を目安に間引くのが実用的です。元の動画が毎秒30コマなら、2〜3コマに1枚を拾えばそのあたりに収まります。全部のコマを使うと、容量ばかりが増えます。
そして長さを先に決めてください。GIF は長さがそのまま容量に効くので、必要な数秒だけを切り出してから コマを書き出すほうが、あとで削るより確実です。
寸法をそろえてください。 大きさの違う画像を並べると、コマが切り替わるたびに絵が伸び縮みして見えます。読み込む前に、すべて同じ縦横のピクセル数にしておくのが基本です。
明るさと色味もそろえておく と、切り替わりが落ち着きます。撮影した条件が違う写真をそのまま並べると、コマごとに画面全体がちらついて、内容よりそちらが気になってしまいます。
順番は読み込んだ並びで決まります。ファイル名で並べ替えるつもりなら 数字の桁をそろえてください — 1, 2, 10 は名前順では 1, 10, 2 になりますが、01, 02, 10 なら意図どおりです。
GIF が向くのは、画面の録画(操作の手順を数秒で見せる)、図やグラフの動き(数値の変化や工程の流れを順を追って見せる)、短いリアクション(数コマで気分を伝える)といった内容です。
逆に、実写の映像、音を伴う内容、5秒を超える長さのものは、どれも動画にしたほうが結果が良くなります。容量も画質も再生の操作性も、そちらが上回ります。
いいえ。ブラウザ内で組み立てるので、画像が端末から出ることはありません。
端末のメモリ次第です。枚数とサイズが大きいと生成に時間がかかります。
いいえ。連続した画像を並べる方式です。動画は先にコマを書き出してください。